ミフクラギ(目腫ら木)

Cerbera manghas


ミフクラギ

  • 科名・属名
  • : キョウチクトウ科 ミフクラギ属

  • 特徴

  •  高さ6〜9mの常緑高木。
     葉は互生して枝先に集まり、倒披針形〜長楕円状倒披針形で、長さ12〜25cm、幅2.5〜4cm。革質で表面は深緑色、やや光沢があり、先は鋭く尖り、全縁。葉柄は長さ2〜4cm。
     花は枝先に散房状の円錐花序となり、花冠は白色で中心部は淡紅色〜淡黄色、漏斗状で径約4cm、先は5裂し平開する。
     果実(核果)は楕円形で長さ6〜10cm、えんじ色に熟す。
     別名 オキナワキョウチクトウ

  • 分布・生育地

  •  沖縄  海岸沿いの林内、林縁

  • 花期
  • : 6〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年6月11日 沖縄県西表島
     中・花    同  上
     下・未熟果 2013年12月17日 沖縄県与那国島

  • 撮影記

  •  夏の沖縄、ハイビスカスやブーゲンビリアという外来の木の花は目に付くが、暑すぎるせいか自生の花は意外と少ない。
     そんな時期、鮮やかな白い花を咲かせているのがこの樹で、よく植栽もされている。
     しかし、枝を傷つけると白い樹液が出、目に入ると腫れる。これが和名の由来のようで、気をつけたほうがいい。
     楕円形の果実(写真はまだ未熟果)の種子は猛毒で、ネズミ捕り用の毒団子作りに使われたようだ。

    同じ科の仲間の花
花

果実(未熟果)