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- 科名・属名 :
キョウチクトウ科 テイカカズラ属
- 特徴 : 長さ数mになる常緑のつる性木本。
茎は長く伸び、付着根を出して樹幹や岩を這い上がる。
葉は対生し、楕円形〜長楕円形で長さ3〜7cm、幅1.2〜2.5cm。革質で鋭頭、全縁で表面に光沢がある。
花は枝先や葉腋に集散花序となり、花冠は白色で高杯形、径2〜3cm、先は5裂する。花筒は7〜8mm、萼片は広披針形で長さ2〜3mm。
果実(袋果)は細長く、長さ15〜25cmの円柱形。種子は線形で長さ12〜14mm、先に長さ約2.5cmの冠毛がある。
- 分布・生育地 :
本州〜九州 (国外:朝鮮) 常緑樹林の林内、林縁
- 花期 : 5〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1996年6月16日 千葉県清澄山 中1・全体2 2012年5月30日 神奈川県三浦半島 (上、中1は拡大写真あり、写真をクリック) 中2・花1 同 上 中3・花2 2014年5月19日 愛知県豊橋市 中4・果実 2016年9月10日 東京都伊豆七島 左下・種子 2019年12月15日 静岡県磐田市 右上・葉(表) 2014年5月18日 愛知県田原市 右下・葉(裏) 2020年6月22日 大分県佐伯市
- 撮影記 :
林縁や道端の岩場に蔓を伸ばして這い上がり、白い花を咲かせている姿をよく目にする。
成長した株では樹幹に10mくらいも這い上がり、多数の花を咲かせている様子は、なかなか迫力がある。
花は初め白いが、終わりに近づくと黄色を帯びてくる。
写真はいずれも海岸近くの林縁で撮影したが、こういう場所には特に多いように感じられる。
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