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- 科名・属名 : モクセイ科 イボタノキ属
- 特徴 :
高さ15〜25cmの匍匐性低木。
枝は汚灰白色でよく分枝し、若い枝は時に水平に枝を伸ばし、節部から根を出す。
小枝の先はしばしば針状になる。
葉は対生し、倒楕円状楕円形〜楕円形、長さ1〜1.5cm。先は鈍頭〜円頭、基部はくさび形、縁は通常わずかに内曲する。質は革質で表面は深緑色、光沢があり、両面無毛。葉柄は長さ約1cm。
花は枝先に長さ1〜2cmの穂状花序となり、3〜4輪になって各輪に5〜6花つける。花冠は白色、鐘形で筒部は長さ約2mm、先は4裂し、裂片は舌状で長さ約2mm。雄しべは4個、長さ約2mm、葯は長さ約1.8mm。
- 分布・生育地 :
沖縄(与那国島、渡名喜島) (国外:日本固有) 石灰岩の風衝崖地
- 花期 : 4〜10月?
- 撮影月日・場所 :
2013年12月16日 沖縄県与那国島 中・花、以下全て 同 上 (上、下は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
晴れ男を自称し、遠出してもあまり雨にたたられることは少ないのだが、この年の与那国島はどんよりと曇った日が続き、時折雨に見舞われる散々な花見だった。
この島も何度か訪れているので、今回はこれまで見つけられなかった固有種を中心に探した。
この植物は樹というより地表を這う低木で、海岸近くの隆起珊瑚礁の上、わずかな草つきの中に生えていた。
12月半ばでも花が見れたが、本来の花期ではないと感じた。そこで、春〜秋を花期としたが、本当のところはよくわからない。
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