アレチウシノシタグサ(荒地牛の舌草)

Anchusa aevensis


アレチウシノシタグサ

  • 科名・属名 :
     ムラサキ科 ウシノシタグサ属

  • 特徴 :
     草丈30〜60cmの1年草。逸出帰化。
     茎は直立し、全体に基部が膨れた粗い毛を密生する。
     葉は長楕円形〜狭長楕円形で長さ10〜15cm、幅1〜2cm。先は鈍頭、基部は無柄で茎を抱き、縁には波状の粗い鋸歯があり、全体に粗い毛がある。
     花は茎頂や上部の葉腋につき、花冠は青色、筒状で長さ約5mm、筒部の半ばで屈曲する。萼は基部近くまで5深裂し、粗い毛を密生する。
     果実(分果)は歪んだ卵形、高さ1.5〜2mm、長さ約3mm、背面に不規則なシワがある。

  • 分布・生育地 :
     逸出帰化(ヨーロッパ原産) (国外:北アメリカにも帰化)
     道端、荒地

  • 花期 :  5〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     2015年5月26日  山梨県南都留郡
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花、下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     ある花を捜しに富士山麓を歩いた。季節は5月末、残雪の残る富士の姿が新緑に映えて美しい。
     このごろは全国どこでもよく見られる外国人、ここではその姿がとりわけ多く、皆写真を撮っている。この美しさは万国共通のようだ。
     そんな心地よい道を歩いていると見慣れぬ青色の花が目に入った。
     花の形からしてムラサキ科の花で園芸種の逸出と思ったが、調べるすべもなく不明のままになっていた。
     つい最近、ネットで調べ物をしていてこの花に出会い、やっと名前が判明した。
     葉や茎に粗い毛が多く、触るとそれが牛の舌のようということでウシノシタグサ属とされている。
     所々で逸出の情報があるが多いものではなく、また、1年草のため定着することはないようで、翌年通りかかった時はもう見当たらなかった。

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花

葉