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- 科名・属名 : ムラサキ科 ハナイバナ属
- 特徴 :
草丈10〜20cmの1〜2年草。
極めて変化が大きく、2年草の形態の個体はロゼット状の根出葉があり、茎は基部で盛んに分岐して平面的に広がる。
1年草はの形態の個体は、根出葉がなく、茎は基部から直立して中部で分枝し、枝は斜上して細く上向きの圧毛があり、高さ約6cm程度になる。
根出葉と最下部の茎葉はさじ形、長さ0.8〜4cm、幅0.5〜1.5cm。根出葉の縁は波打ち、長い葉柄がある。茎葉は楕円形で、長さは0.5〜2.5cm、鋭頭でほとんど無柄、両面に粗い毛がある。
花は上部の葉腋の上につき、、花冠は淡青紫色、車形で5数性、径2〜3mm。喉部の付属体は花冠と同形でやや凹頭。花柄は花時で0.5〜1mm、果時で2〜3.5mm。
果実(分果)は基部で平坦な子盤につき、腹面には隆起する畝に囲まれた楕円形〜円形の部分があり、背面は円く、全体に粒状突起がある。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:東〜東南〜南アジア) 道端、畑
- 花期 : 3〜12月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2004年12月12日 沖縄県西表島 中上・全体2 2018年9月23日 群馬県館林市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花、以下全て 同 上
- 撮影記 :
今回、和名の漢字表記をして、初めてこの花の名前の由来が「花イバナ」ではなく「葉内花」と知った。ただ、和名の由来は他にも葉の縁が波打つ様子が萎れているように見えることから「花萎え花」との説もあるようだ。
確かに葉と葉の間に隠れるように小さな花を咲かせているし、葉の縁が波打つと萎れているようにも見える。
日本全土どこでも普通に見かけるうえに、花が小さいこともあって見栄えがしないことからほとんど写真がなかった。
HP作成する中で、果実(分果)や葉、茎の毛など細部をやっと撮影した。
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