ヒレハリソウ(鰭玻璃草)

Symphytum officinale


ヒレハリソウ


  • 科名・属名 : ムラサキ科 ヒレハリソウ属

  • 特徴 :
     草丈40〜100cmの多年草。帰化。
     茎はよく分枝して横に広がり、翼があり、葉とともに粗い毛がありざらつく。
     葉は互生、根出葉の葉身は長楕円形、長い柄を含め長さ30cm程度になり、基部は茎に流れ翼となる。茎葉は無柄。
     花は茎頂に巻いた花序を出し、10〜20個が下向きに咲く。花冠は鐘形で中ほどにくびれがあり、先は5浅裂して反曲し、淡紅色〜紫色(稀に白色)で、長さ1.5〜2cm。
     果実(分果)は平滑で光沢がある。
     別名 コンフリー

  • 分布・生育地 :
     帰化(ヨーロッパ原産)(全国に帰化) (国外:原産地以外北アメリカ、ニュージランドに帰化)
     人家近くの道端、空地、牧場等の湿った所

  • 花期 :  6〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1982年6月19日  北海道礼文島
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花序、右下・葉(裏)    同  上
     左下・花 2008年5月18日  埼玉県桶川市

  • 撮影記 :
     ヨーロッパ原産の帰化植物で、明治時代薬用や食用として導入され、牧草としても利用され、一部が野生化している。
     といってもやたらに食べると毒があるようで、十分気をつけたい。
     20年以上前、礼文島で初めて見たときは帰化植物とは思ったが、名前は調べてもなかなかわからなかった。

  • 葉(裏)

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花序

花