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- 科名・属名 : ムラサキ科 ムラサキ属
注.APGV分類ではホタルカズラ属、学名(Aegonychon zollingeri)
- 特徴 :
草丈15〜25cmの多年草。
全体に開出する粗い毛がある。
茎は細く、花後基部から横に這う無花枝を出し、ここから根を出し新しい株を作る。
葉は互生、葉身は狭長楕円形で長さ2〜6cm、幅0.6〜2cm。濃緑色で、表面に基部が盤状になった剛毛がある。
花は上部の葉腋につき、青〜青紫色で、直径1.5〜1.8cm。花冠は5裂し、裂片の中肋に沿って5本の白い隆起がある。萼は5深裂し、裂片は線状披針形で鋭尖頭、長さ6〜7mm。
果実(分果)は白色で平滑。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州、奄美諸島(鬼界島) (国外:朝鮮、中国、台湾) 乾いた草地や林縁
- 花期 : 4〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1995年5月6日 山梨県三ツ峠 中上・全体2 2010年4月17日 東京都日野市 中中・全体3 2020年4月21日 神奈川県川崎市 (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 同 上 左下・花 2003年4月27日 広島県帝釈峡 右上・葉 2020年4月21日 神奈川県川崎市 右中・茎、右下・無花枝 同 上
- 撮影記 :
花の色を蛍の光に例えて和名が付けられているが、蛍には見えないものの美しい花である。
ただ、見た目には美しい青紫色も、写真で再現するには非常に難しい。すぐに赤みがかかり赤紫色に近い色になってしまう。
日差しを遮ったり、曇りの日を選んだり、色々挑戦するが、見た目通りの青紫色になってくれない。
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