マルバチシャノキ(丸葉萵苣の木)

Ehretia dicksonii



  • 科名・属名 : ムラサキ科 チシャノキ属

  • 特徴 :
     高さ7〜9mの落葉小低木。
     樹皮は灰白色で、厚いコルク層があり縦に割れ目が入る。
     葉は互生し、広楕円形〜広倒卵形で、長さ6〜17cm、幅5〜12cm。質は厚く、先は急尖頭で基部は浅い心形、鋸歯縁で表面には剛毛がある。
     花は枝先に散房状花序となって小さい花を多数つけ、花冠は白色、鐘形で径約5mm、先は5裂し平開して反り返る。萼は緑色で長さ3〜4mm、5裂する。
     果実(核果)は球形で径1〜1.5cm、黄熟する。

  • 分布・生育地 :
     本州(千葉県南部以南)〜沖縄 (国外:中国(中南部)、台湾)
     海岸近くの山地の林縁

  • 花期 :   3〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2014年3月21日  沖縄県石垣島
     中上・全体2 2021年3月16日  沖縄県宮古島
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中中・花序 2014年3月21日  沖縄県石垣島
     中下・花、右上・葉(表)    同  上
     左下・果実 2012年6月7日    同  上
     右下・葉(裏) 2021年3月16日  沖縄県宮古島

  • 撮影記 :
     花より先に黄熟した果実を撮影していたが、春先訪れた石垣島でやっと花も撮影した。
     山際の林縁、車で走っていると白い花が見え、戻って確認するとこの花だった。
     沖縄では庭木として植えられることも多く、黄色の実になる時期にはあちこちで目にする。

  • 葉

    葉

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花1

花2

果実