ノハラムラサキ(野原紫)

Myosotis arvensis


ノハラムラサキ1


  • 科名・属名 : ムラサキ科 ワスレナグサ属

  • 特徴 :
     草丈10〜50cmの1〜2年草。帰化(園芸逸出)。
     茎は基部で地を這い、よく分枝して直立し、全体に白色の軟毛がある。
     葉は互生、葉身は長楕円形、全縁で細くなり無柄。
     花は茎頂に総状で巻いた花序となり、多数の花をつけ、花序は開花後伸びる。花冠は淡青色で5深裂して平開し、径約3mm。萼は5深裂し、先にカギ形に曲がった毛がある。
     果実(分果)は平滑で黒色、光沢がある。

  • 分布・生育地 :
     帰化(ヨーロッパ原産)(北海道、本州に帰化、北地に多い) (国外:北半球の温帯〜亜寒帯に帰化)
     明るくやや湿った場所、水際など

  • 花期 :  5〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2024年5月30日  長野県菅平
     中上・全体2、以下全て   同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     明るい林下、この花が群生していて、園芸逸出帰化のシンワスレナグサ(ワスレナグサ)と思い撮影した。
     帰って撮影した写真をチェックしていると、萼が深裂し先が曲がった毛が密に生えていて、萼が浅裂で平伏した短毛というシンワスレナグサとは異なることに気がつき、本種と判断した。
     ただ、花は6〜8mmあるというシンワスレナグサに近いような気がするので、同定誤りがあるかもしれない。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
ノハラムラサキ2

花序

花

萼