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- 科名・属名 : ムラサキ科 チシャノキ属
- 特徴 :
高さ10〜15mの落葉高木。
幹は径20〜30cm、大きいものでは1mになり、樹皮は灰褐色で傷つけると臭気がある。
葉は互生し、葉身は倒卵形〜倒卵状長楕円形、長さ5〜20cm、幅3〜7cm。先は急鋭頭、縁には浅い鋸歯がある。表面には疎らに短い剛毛があり、裏面は葉腋だけに茶褐色の微毛がある。葉柄は長さ1.5〜3cm。
花は枝先に円錐花序になって多数の小さな白い花をつけ、花冠は径約5mm、5裂して平開する。
果実(核果)は球形、径4〜5mm、黄色に熟す。
- 分布・生育地 :
本州(中国地方)、四国、九州、沖縄 (国外:朝鮮(済州島)、中国、台湾) 川沿いの林内
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2016年6月27日 宮崎県児湯郡 中上・全体2 2012年8月31日 沖縄県西表島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花序 2016年6月27日 宮崎県児湯郡 中下・花1 2012年8月31日 沖縄県西表島 左下・花2 2020年6月23日 宮崎県南那珂郡 右上・葉1 2012年8月31日 沖縄県西表島 右下・葉2 2020年6月23日 宮崎県南那珂郡
- 撮影記 :
目的の花を撮影し終えて戻る途中、林道下の谷に白い花が咲いているのを見つけ車を止めた。
かなり激しく雨が降る中、少し離れた花を双眼鏡で覗くとちょうど満開の白い花が見え、手持ちの図鑑で調べるとこの花だった。
葉がカキノキに似ていることから「カキノキダマシ」の別名があり、西日本以南の分布となっている。
傘を差しながらの撮影であまりシャープな写真とはならなかったが、予定外の花との出会いは嬉しかった。
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