アツバクコ(厚葉枸杞)Lycium sandwicense |
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匍匐性の低木。 枝はよく分岐し、小枝は灰白色で硬く、小型のこぶ状の突起がある。 葉は束生し、へら形で長さ1.2〜2cm、幅0.4cm。多肉質で、先は円頭または鈍頭。 花は葉腋に単性し、花冠は淡紫色〜白色で、径約6mm。4裂し裂片は楕円形で、先は円頭。 果実(液果)は楕円形で長さ約1cm、赤熟する。 沖縄県(大東諸島)、小笠原諸島 海岸の岩上 2006年12月3日 沖縄県南大東島 中・花、下・実 同 上 ここ大東島以外では、遠く小笠原諸島とハワイ諸島に隔離分布する珍しい花で、海岸の岩上にしがみつくように生える小低木である。 初冬のこの時期、花と果実の両方が見られた。花は薄紫色の上品な色、果実は紡錘形の真っ赤な実で食べられるようである。花は昼ごろにならないと平開しないようだ。 果実を食べてみようかという気になったが、厳しい環境下でやっと実になったことを思うと、食べるのがはばかられた。鳥が食し、新しい命を広げてくれることを期待して写真だけにした。 同じ科の仲間の花 |
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