ハシリドコロ(走野老)

Scopolia japonica


ハシリドコロ

  • 科名・属名
  • : ナス科 ハシロドコロ属

  • 特徴

  •  草丈30〜60cmの多年草。
     茎は柔らかくて無毛。
     葉は互生し、長楕円形で長さ6〜18cm、幅2.5〜6cm。質はやわらかく、両面とも無毛。
     花は葉腋に1花下向きに咲く。花冠は鐘形で、長さ約2cm。外面は暗紫色で内面は黄緑色。
     果実(刮ハ)は球形で、直径約1cm。

  • 分布・生育地

  •  本州〜九州  山地の湿り気のある林下

  • 花期
  • :  4〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  1985年5月3日  長野県八ヶ岳山麓
     下・花 2009年3月29日  東京都高尾山

  • 撮影記

  •  植物体にアルカロイド類を含み、食すると幻覚を見て走り回るということから和名がつけられている。
     やや湿った林下に生え、ちょうど山菜取りのころおいしそうな葉を広げていることから誤食が多く、山菜シーズンにはこの植物による中毒の新聞記事を見かけることがある。確か西村寿行の作品にも、この植物を食して幻覚をみる記述があった記憶がある。
     いすれにしても、山菜やきのこは野趣豊かな食材であるが、経験者などに教えてもらったりして正しい知識を持たないと、本当に命取りになる。

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花