ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)

Solanum lyratum


ヒヨドリジョウゴ

  • 科名・属名
  • : ナス科 ナス属

  • 特徴

  •  つる性の多年草。
     茎は他のものにからまり、密に腺毛がある。
     葉は卵形で長さ3〜10cm、幅2〜6cm。下部の葉は深く1〜2裂する。葉の両面や葉柄には密に軟毛が生える。
     花は葉の反対側や茎の途中からまばらに枝分かれした集散花序をだす。花冠は白色、皿形で径約1cm、後に反り返る。
     果実(液果)は球形で径約8mm、赤熟する。
     花冠の色が紫色のものがあり、
     ムラサキヒヨドリジョウゴ(f. purpuratum)(左下写真)という。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜沖縄  野原、丘陵、人家近く

  • 花期
  • :   8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年7月11日  東京都日野市
     中上・花 2006年10月26日    同  上
     中下・果実 2008年9月21日  神奈川県三浦市
     下左・ムラサキ 2014年9月13日  熊本県阿蘇
     下右上・腺毛、下・葉    同  上

  • 撮影記

  •  身近にある植物はいつも見られると思うせいか未撮影やカット数の少ない場合が多い。
     この花もその一つだったが、やっと通勤路沿いの木に絡み付いている花を見つけ写すことができた。
     花の時は気がつかないこともあるが、赤熟した果実の時はよく目立つ。
     花の色はほとんどが白であるが、時に左下の写真のように紫色の花もありムラサキヒヨドリジョウゴと呼ばれ品種となっている。

    茎の腺毛

    葉

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花

果実

ムラサキヒヨドリジョウゴ