ホオズキ(酸漿、鬼灯)

Physalis alkekengi var. franchetii


ホオズキ

  • 科名・属名
  • : ナス科 ホオズキ属

  • 特徴

  •  草丈60〜90cmの多年草。帰化。
     地下茎が長く這い、そこから茎を伸ばす。
     葉は互生するか、ときに節に2個ついて対生するように見える。葉身は広卵形で長さ5〜12cm、幅3〜9cm。先は尖り、縁には少数の大きな鋸歯がある。
     花は葉腋から長い花柄を出し、下向きに1個つける。花冠は杯形、淡黄白色で径約1.5cm、浅く5裂する。
     果実(液果)は、花後大きくふくれて赤橙色になる萼に包まれ、球形で、直径1〜1.5cm、赤熟する。

  • 分布・生育地

  •  逸出帰化(アジア原産)  畑(多くは栽培)

  • 花期
  • :  6〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  1994年6月11日  埼玉県入間市

  • 撮影記

  •  栽培されていたものが逸出したのだろう。狭山丘陵に続く山道際で花を咲かせていた。
     昔田舎の庭にも植えられていたが、花の頃は気づかず、実を包む萼が赤く色づく頃になると取って遊んだものだった。
     東京の浅草寺で7月初めに開かれる「ホオズキ市」は有名であるが、庭に赤い実のある光景はとんとお目にかからなくなった。

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