ホオズキ(酸漿、鬼灯)Physalis alkekengi var. franchetii |
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草丈60〜90cmの多年草。帰化。 地下茎が長く這い、そこから茎を伸ばす。 葉は互生するか、ときに節に2個ついて対生するように見える。葉身は広卵形で長さ5〜12cm、幅3〜9cm。先は尖り、縁には少数の大きな鋸歯がある。 花は葉腋から長い花柄を出し、下向きに1個つける。花冠は杯形、淡黄白色で径約1.5cm、浅く5裂する。 果実(液果)は、花後大きくふくれて赤橙色になる萼に包まれ、球形で、直径1〜1.5cm、赤熟する。 逸出帰化(アジア原産) 畑(多くは栽培) 1994年6月11日 埼玉県入間市 栽培されていたものが逸出したのだろう。狭山丘陵に続く山道際で花を咲かせていた。 昔田舎の庭にも植えられていたが、花の頃は気づかず、実を包む萼が赤く色づく頃になると取って遊んだものだった。 東京の浅草寺で7月初めに開かれる「ホオズキ市」は有名であるが、庭に赤い実のある光景はとんとお目にかからなくなった。 同じ科の仲間の花 ![]() ![]() |