フウリンホウズキ(風鈴酸漿)

Physalis acutifolia


フウリンホウズキ

  • 科名・属名
  • : ナス科 ホオズキ属

  • 特徴

  •  草丈30〜60cmの1年草。帰化。
     茎は四角でよく分枝し、若い枝には毛がある。
     葉は互生し、披針形〜長楕円形で長さ4〜7cm。長い葉柄があり、先は尖り、基部は鋭形、縁には尖った鋸歯がある。
     花は葉腋から短い花柄を出して1〜2個下垂し、杯形、淡黄色で径1〜1.5cm、長さ約0.7mm。
     果実(液果)は花後伸びた萼片が、長さ2〜2.5cmの緑色の袋状になって果実を包む。
     別名 ナガエノセンナリホオズキ

  • 分布・生育地

  •  帰化(北アメリカ原産)
     本州(関東地方以西)〜沖縄  畑、荒地

  • 花期
  • :  6〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2011年7月2日  東京都小笠原諸島
     中・花 2012年5月31日  東京都稲城市
     下・果実 2011年7月2日  東京都小笠原諸島

  • 撮影記

  •  小笠原の島内を歩いていると、以前畑だったと思われる荒地でナス科の植物を見つけた。
     持参していた「小笠原植物図譜」を見ると、「ケホウズキ(シマホオズキ)」という花が出ているが、花も果実も違うし毛もない。
     帰って調べると本種に一番近いようで、「小笠原植物図譜」には帰化種としての分布はないが、多分本種だろうと思う。
     小笠原で見た花、翌年東京都稲城市の荒地でも見かけた。
     帰化種はいつどこで発生するかわからないし、今年あっても来年は見当たらないかもしれない。

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花

果実