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- 科名・属名 : ナス科 メジロホオズキ属
- 特徴 :
草丈60〜90cmの多年草。
茎はよく分枝し、立った軟毛がやや密に生える。
葉は卵形〜狭卵形で、長さ3〜6cm、幅1.5〜3.5cm。先は尖り、両面にやや密に立った軟毛がある。
花は葉腋に1〜3個つく。花柄は長さ5〜10mm、萼とともに淡黄褐色の長毛が密に生える。花冠は白色、皿形で径約1cm。萼片は10裂し、広線形の裂片は長さ3〜4mm、果実期に反転してよく目立つ。葯は長楕円形で、長さ3〜4mm。
果実(液果)は球形で径7〜10mm、赤熟する。
- 分布・生育地 :
本州(南部)〜沖縄 (国外:中国(南部)、台湾、東南アジア、インド、ニューギニア) 海近くの林縁
- 花期 : 6〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2007年6月11日 鹿児島県奄美大島 中上・全体2 2010年6月12日 大分県佐伯市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花と実 2006年9月4日 鹿児島県屋久島 中下・花 2013年6月26日 沖縄県国頭郡 左下・果実 同 上 右下・葉 2006年9月4日 鹿児島県屋久島
- 撮影記 :
目の前をふさぐように道を覆っている草を除けようと手を伸ばすと、赤い実と首輪のような萼片が目に入った。すぐに「メジロホオズキ」とわかった。
屋久島での記録は知っていたが、特別探す予定もしていなかっただけに、初めての出会いは嬉しかった。
この科の植物は花期が長いせいか、花と実が同時に見られることが多い。案の定白い花もついていた。
果実(液果)の頂点に時に白い点があるので和名をつけられているが、普通白点はないことが多い。
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