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- 科名・属名 : ナス科 ホオズキ属
注.APG分類では、学名(P. angulata var. angulata)
- 特徴 :
草丈20〜90cmの1年草。帰化。
茎は分枝して横に広がり、ほぼ四角で稜がある。
葉は互生、葉身は卵形〜広卵形、長さ2.5〜6cm、幅2〜5cm。先は尖り、基部は円く、不揃いな少数の鋭鋸歯がある。表面は無毛で、裏面脈上に短毛が生える。
花は葉腋に1個横、または下向きにつける。花冠は杯形、黄白色で径約8mm。先は広がって浅く5裂し、基部に黒褐色の斑がある。萼は鐘形、長さ約5mm、10本の明らかな脈が縦に走り、無毛。花柄は長さ1〜1.5cm、無毛。
果実(液果)は、萼が花後成長して袋状になって包まれる萼は成長しても緑色で、短毛が生えるか無毛。果実(液果)は球形で径約1cm。
別名 センナリホオズキ
- 分布・生育地 :
帰化(北アメリカ原産)(本州〜沖縄、小笠原に帰化) (国外:世界の温帯〜熱帯域に広く帰化) 畑、荒地
- 花期 : 5〜10月(沖縄は冬にも)
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年11月4日 沖縄県石垣島 中上・全体2 2013年10月22日 高知県南国市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花、左下・果実 同 上 右下・葉 2019年8月30日 高知県高岡郡
- 撮影記 :
さとうきびが植えられたばかりの畑の隅、道路との間の狭い草むらの中にこの花が生えていた。
石垣島のその空地は、植え付け前はいろいろな帰化植物が多く、花見行の際にはいつも覗いていた場所だった。
この花は、そんな雑草の天下の頃には見られず、耕されて雑草の居場所が少なくなった頃、どこからか侵入してきたようで花を咲かせていた。
高知県では、稲刈りの終わった乾いた水田に生えていた。
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