テリミノイヌホオズキ(照実の犬酸漿)

Solanum americanum


テリミノイヌホオズキ

  • 科名・属名
  • : ナス科 ナス属

  • 特徴

  •  草丈20〜60cmの1年草または多年草。
     茎は直立し、枝分かれする。
     葉は広卵形で、長さ3〜10cm、幅2〜6cm、先は短く尖る。
     花は茎の途中に花序を出し、その先に散状に5〜12花をつける。花冠は白色、皿形で深く5裂し、径4〜6mm。
     液果は球形で径4〜7mm、黒紫色に熟し光沢がある。

  • 分布・生育地

  •  本州〜沖縄  路傍、畑、荒地

  • 花期
  • :  8〜10月(沖縄では1年中)

  • 撮影月日・場所

  •  2007年4月27日  沖縄県石垣島
     下・果実    同  上

  • 撮影記

  •  本州でも帰化しているように、南の島ではどこでも見られるナス科の帰化植物である。光沢のある黒い果実から和名が付けられている。
     ところが、違いとされる「花は茎の上部につき、小花柄が1箇所から出る」という記述を、「花は上部の1箇所にしかつかない」と勘違いし、しょっちゅう見ているにもかかわらず未撮影となっていた。
     あるとき、やっとその違いに気づき、改めて散状につく花のつき方を確認し、やっと自信を持って撮影できた。
     ただ、似たような帰化種がいくつかあり、同定には種子の数や球状顆粒の有無等も確認する必要があるようだ。

    同じ科の仲間の花
果実