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- 科名・属名 : ナス科 ナス属
- 特徴 :
草丈30〜100cmの多年草。帰化。
茎は枝分かれて斜上し、節ごとにくの字に折れ曲がり、星状毛が散生するか、星状毛と長毛が混生する。まばらに鋭い刺がある。
葉は互生し、卵形〜卵状長楕円形で長さ6〜15cm、幅3〜8cm。先は尖り、基部はくさび形、縁には2〜4個の大きな鋸歯がある。両面には星状毛が散生し、裏面脈上には鋭い刺がある。葉柄は1〜3cm。
花は枝先から6〜11cmの花序を伸ばし、5〜15個の花をつける。花冠は杯形、淡紫色〜白色で、径1.8〜2cm、深く5裂する。葯は線状披針形せ先は細く、先端に孔が開いて花粉を飛ばす。萼は皿形で深く5裂し、裂片の先は尖る。
果実(液果)は球形で径約1cm、橙黄色に熟する。
- 分布・生育地 :
帰化(北アメリカ原産) (国外:アメリカ大陸、インド、オーストラリアなどに広く帰化) 路傍、荒地
- 花期 : 6〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2006年6月6日 東京都日野市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・花序 同 上 中下・花 2017年8月5日 東京都稲城市 左下・未熟果 2017年8月13日 同 上 右上・葉、右下・茎 2017年8月5日 同 上
- 撮影記 :
駅までの通勤路の途中にあるたかだか50mくらいの川沿いの狭い遊歩道。アスファルト舗装の通勤路のなかで唯一土の上を歩ける道だ。
雨の日は水溜りができたり、泥がはねたりして敬遠する道であるが、季節毎に多くの草花が見られる。
梅雨の頃一番目立つのはこの花である。悪茄子という和名でもわかるように、茎や葉の脈上に鋭いトゲが多く、すれ違いで道端に寄ろうものならそのトゲの餌食になってしまう。
誰もがそう思うせいか、少しはびこり出すとすぐに刈り取られ、今度の休みに撮影をと思っていると見事に何もなくなる。
引越し先近くの多摩川で未熟果を見つけ、色付いた頃に訪れると、河川敷のここでも除草されていて、橙黄色に熟すという果実が撮影できていない。
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