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- 科名・属名 : ナス科 ヤコウカ(キチョウジ)属
- 特徴 :
高さ1〜3mの常緑低木。栽培逸出。
枝はしなだれてややつる状に伸び、帯緑色。
葉は互生、単葉で葉身は披針形〜卵状長楕円形、長さ6〜20cm、幅2〜5cm。先は鋭尖頭、基部はくさび形、縁は全縁。質は草質、若い葉は両面に微毛があるが、後無毛。葉柄は長さ1〜3cm。
花は葉腋から伸びた総状〜円錐状の花序に、多数の花をつける。花冠は細長い筒状、黄白色〜黄緑色、長さ1〜1.5cm、先は星形に5裂する。花には芳香がある。
果実(液果)は球形、径約1cm、白色に熟す。
- 分布・生育地 :
栽培逸出(西インド諸島原産)(沖縄、小笠原諸島に帰化) (国外:世界の亜熱帯〜熱帯域に帰化?) 石灰岩地、湿った林縁、谷沿い
- 花期 : 春〜秋
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2011年2月19日 沖縄県名護市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花、右下・葉 同 上 左下・果実 2015年3月25日 同 上
- 撮影記 :
和名(夜香花)のとおり、夜になると芳香を強く放ち、辺りが甘い香りに包まれるようで、英名もナイトジャスミンというそうだ。
正直花はそんな見栄えのするものではないが、果実が純白色で美しく、長いこと見られることなどから、観賞用に庭木として栽培されている。
沖縄ではそれが野生化し、林縁や道路沿いなどで見かけることが多い。
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