ヤマホロシ(山ほろし)

Solanum japonense


ヤマホロシ

  • 科名・属名
  • : ナス科 ナス属

  • 特徴

  •  ややつる性の多年草。
     茎はまばらに枝分かれし、無毛。
     葉は上部のものは、三角状卵形〜三角状広披針形で、長さ3〜8cm、幅1〜3cm。基部は円形か切形、しばしば波状の不規則な鋸歯がある。下部の葉は3〜5片に深裂することが多い。
     花は葉の反対側や茎の途中から集散花序をだし、花冠は淡紫色で5裂し径約1cm。裂片は反り返る。
     果実(液果)は球形で径6〜7mm、赤熟する。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜九州  山地の林縁

  • 花期
  • :  7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2011年9月18日  徳島県名西郡
     中・果実、下・葉    同  上

  • 撮影記

  •  今年の雨は異常だった。台風が遠くにあるにもかかわらず、太平洋岸には連日大量の雨が降った。
     この長雨には晴れ男の私もさすがに対抗できず、四国の花見行も雨に祟られた。
     傘を差しながら歩いた林縁で、咲き残りのこの花と果実が雨に濡れていた。
     この花の特徴である下部の葉が、写真のように大きく3深裂していた。

    同じ科の仲間の花
果実(液果)

下部の葉