エゾオオバコ(蝦夷大葉子)

Plantago camtschatica


エゾオオバコ

  • 科名・属名
  • : オオバコ科 オオバコ属

  • 特徴

  •  草丈15〜30cmの多年草。
     太い根茎があり、全体に白い軟毛がやや密生する。
     葉は7〜11枚束生し、長楕円形〜倒長卵形で長さ5〜11cm、幅2〜4cm、先はやや尖る。
     花は茎の先に穂状花序に多数つく。花冠は白色、長さ約3mm。筒形の花冠は4つに分かれ、雄しべが長く突き出る。

  • 分布・生育地

  •  北海道、本州、九州(主に日本海側)
     海岸や低地の砂地、荒地

  • 花期
  • : 5〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1982年6月18日 北海道礼文島
     中・花 2013年8月23日 北海道白糠郡
     下・葉    同  上

  • 撮影記

  •  全体に生える白く軟らかい毛は、いかにも寒い地域に生えるオオバコといった感じで、エゾの名前にふさわしいと思っていた。
     しかし、分布は北海道から九州にかけての主に日本海側の海岸や荒地で、必ずしも北にしかないという花ではないが、初めて出会ったのが礼文の海岸ということもあり、私にとっては北の花だ。
     長い間花や葉のアップを撮影していなかったが、2013年、久し振りに北海道東部の海岸草地で出合った。

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花

葉