ヘラオオバコ(箆大葉子)

Plantago lanceolata


ヘラオオバコ1

  • 科名・属名 : オオバコ科 オオバコ属

  • 特徴 :
     草丈20〜70cmの1年草。帰化。
     葉は根元に多数が束生し、披針形で長さ10〜20cm、幅1.5〜3cm。先は尖り、縁には目立たない歯牙がある。裏面脈上と葉柄には淡褐色の毛がある。
     花は長く伸びた花茎の先に3〜5cmの穂状花序となり、密集して多数つく。花冠は白色で、雄しべは花冠の外に長く突き出る。

  • 分布・生育地 :
     帰化(ヨーロッパ原産) (国外:全世界に帰化)
     道端、荒地、草地

  • 花期
  • : 5〜8月
  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1998年6月28日  青森県八戸市
     中・全体2 2005年5月22日  東京都日野市
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花 2016年5月2日  東京都八王子市
     右下・葉 2019年6月21日  神奈川県川崎市

  • 撮影記 :
     オオバコの仲間は地味なものが多く目立たないが、この花は長い花茎をまとまって上げることや、茶褐色の太い花穂に白い花弁がまとまってつくせいかよく目立つ。
     多くの花が一斉に花開く初夏、多摩川の土手でもひときわ抜き出て群生するこの花は、存在感十分である。
     ヨーロッパ原産だが世界中に帰化し、日本でも全土に帰化している。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
ヘラオオバコ2

花