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- 科名・属名 : レンプクソウ科 レンプクソウ属
注.APG分類ではガマズミ科(VIBURNACEAE)、学名(A. moschatellina var. moschatellina)
- 特徴 :
草丈5〜15cmの多年草。
白く細長い根茎を伸ばして増え、茎は細くて柔らかく、無毛。
根出葉は1〜2個、長さ5〜15cm、2回3出複葉で、小葉は羽状に中裂し、裂片は鈍頭。茎葉は1対で対生、短い柄があり、3裂する。
花は茎頂に5個が頭状につき、径4〜6mm。先端は上を向き、頂生の花は萼が2裂、花冠は黄緑色で4(-5)裂し、裂片は広卵形〜円形で、円頭〜鈍頭。雄しべは普通4個でそれぞれが2分し、8個の葯があち、4心皮がある。下につく残りの4個は、萼が3裂、花冠が5〜6裂し、10〜12個の葯があり、5心皮がある。
果実(核果)は球形、径4〜5mm。
別名 ゴリンバナ(五輪花)
- 分布・生育地 :
北海道〜本州(近畿地方以東)、九州(北部) (国外:朝鮮、中国、サハリン(南部)、ネパール、パキスタン、ヨーロッパ、北アメリカ、北西アフリカ) 湿った林内
- 花期 : 3〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1990年5月13日 北海道札幌市 中上・全体2 2006年5月21日 北海道白老郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 同 上 左下・花2 2019年4月16日 熊本県阿蘇 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
この花の漢字表記は「連福草」で、何とも縁起のいい名前であるが、和名の由来はこの花を掘り取ったらフクジュソウ(福寿草)の根がくっついてきたということらしい。訳を聞くと何とも味気ない話だ。
やや湿った林下に咲く黄緑色の花は、葉や周囲の色に紛れてわかりにくい。
しかし、近寄ってみると5個の花が茎の先に固まって咲き、非常に面白い。
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