アカイシリンドウ(赤石竜胆)Gentianopsis furusei |
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草丈5〜30cmの1〜越年草。 茎は紫色を帯び、上部で多少分岐する。 葉は対生し2〜6対、中部のものは卵形被針形か楕円形。 花は淡青紫色〜淡紫色で、花冠の先端は平開し、裂片は丸い。 本州(日光、南アルプス) 高山帯の砂礫地 1977年8月29日 山梨県北岳 下 2005年9月3日 同上 南アルプスの高山帯に生える稀なリンドウ。 北岳には比較的多く、夏山シーズンも終わりがけの8月末から稜線付近に咲いている。 花の写真を始めたばかりの頃北岳で撮影したが、朝の斜光線で今ひとつの出来である。< 残念ながら以降その時期に登らず、満足のいかないこの写真を載せざるを得なかった。 2005年、久しぶりに山頂を目指しこの花との再会を目指した。 以前見かけた場所に登ると、思いのほか多くの株が見つかったものの、花は終わっている。前とそんなに変わらない時期、しかも今年は遅れ気味のはずなのにもう終わっているとは・・・。地球温暖化のあらわれなのだろうか。 やっと側枝に花を咲かせている株を見つけたが、撮り直し完了とはいえない花で、また宿題が残った。 同じ科の仲間の花 |