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- 科名・属名 : リンドウ科 リンドウ属
- 特徴 :
草丈7〜35cmの多年草。
茎は直立または斜上し、4条線がある。
葉は対生、2〜4枚個つき、卵形〜長楕円形、長さ3〜8cm、幅1.5〜4cm。先は尖り、基部は次第に狭まって葉柄状になり、縁には波状の凹凸があり、3脈が目立つ。
花は茎頂や葉の腋に数個つく。花冠は青紫色で淡緑色の細かい斑点があり、長さ4〜5cm。先は5裂し、裂片は卵形で平開する。花冠副片は小さい。萼は長さ約10mm、裂片は卵形で平開する。
果実(刮ハ)は披針形で柄があり、花冠から出ない。種子は披針形で狭い翼と網紋がある。
白い花をつけるものを、
●シロバナアサマリンドウ(f. albiflora)(左下の写真)という。
- 分布・生育地 :
本州(紀伊半島南部)四国、九州 (国外:日本固有) 山地の林下
- 花期 : 10〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1987年10月10日 三重県伊勢市 中上・全体2、以下全て 同 上 (上、中上、左下は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
この花の和名の由来である三重県の朝熊山に撮影に出かけたところ、道路脇の法面で咲いていた。
草丈の割合には花が大きく、咲いている様子は何となく重たげに感じた。白花もポツポツ見られた。
関東地方には分布していないため、非常に新鮮な感じがした。
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