ミヤマアケボノソウ(深山曙草)

Swertia perennis subsp. cuspidata


ミヤマアケボノソウ

  • 科名・属名
  • : リンドウ科 センブリ属

  • 特徴

  •  草丈10〜30cmの多年草。
     茎は直立し、4稜がある。
     葉は茎の下部では互生し、上部では対生する。根出葉は少なく、楕円形〜広楕円形で長さ3〜8cm、長い柄がある。茎葉は卵形で小型。
     花は茎頂に小数つき、花冠は暗紫色で濃色の筋と斑点があり、径3〜4cm、5深裂し裂片は披針形で先が尖る。
     果実(刮ハ)は花冠から突き出ず、種子には翼がある。

  • 分布・生育地

  •  本州中北部
     高山帯の湿った草地や岩礫地

  • 花期
  • :  8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1985年8月3日  長野県白馬岳
     中・花 1983年8月6日    同  上
     下・葉 2014年8月19日  岩手県早池峰山

  • 撮影記

  •  高山の湿った草地や沢沿いで暗紫色の花を咲かせている。
     高山植物には同系統の色の花が少ないことから、地味ではあるものの印象に残る花である。
     ここではエゾミヤマアケボノソウとは別種ということにしたが、分ける必要はないと思う。

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花

葉