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- 科名・属名 : リンドウ科 リンドウ属
注.APG分類では、学名(G. nipponnica var. nipponnica)
- 特徴 :
草丈3〜15cmの多年草。
茎は長く這ってよく分枝し、先は立ち上がり、帯赤紫色で低い4稜がある。
葉は対生、葉身は卵状楕円形、長く5〜12mm。先は尖り、全縁で質は厚い。
花は茎の上部に少数個がつき、花冠は鐘状筒形、青紫色で、長さ15〜22mm、花冠の先は5裂し、副片が直立または開出し、縁は不規則な歯牙があるか、時に全縁。雄しべは5個、花筒につき、花筒から外に出ない。萼筒は長さ4〜5mm、裂片は卵形鋭頭でやや反曲する。
果実(刮ハ)は成熟して2片に裂開し、宿存する花冠からやや突き出る。
- 分布・生育地 :
北海道〜本州(中北部) (国外:日本固有) 高山帯の湿った草地
- 花期 : 7〜8(−9)月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 1992年8月23日 北海道大雪山 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花1 1980年7月29日 同 上 左下・花2(拡大) 2018年8月4日 福島県吾妻山 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
高山帯に生える青紫色のリンドウ類では一番良く見かける。
リシリリンドウによく似ているものの、副片が花冠の内側に倒れないのですぐわかる。
本州中部以北の高山に生える日本固有種であるが、北海道の高山の本種は写真の株のように本州の高山でで見るものに比べ花つきがいいように思われるがどうだろうか。
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