ムラサキタカネリンドウ(紫高嶺竜胆)

Gentianopsis yabei f. violacea


ムラサキタカネリンドウ

  • 科名・属名
  • : リンドウ科 タカネリンドウ属

  • 特徴

  •  草丈10〜50cmの1〜2年草。
     タカネリンドウの品種で、花冠は濃紫色。
     そのほか、本種のほうが草丈の大きいものがあることや、標高の低いところにも生育しているなどの違いがある。
     別名 ムラサキシロウマリンドウ。

  • 分布・生育地

  •  本州(白馬岳、白山)
     低山〜高山帯の砂礫地(蛇紋岩地に多い)

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年8月27日 長野県白馬岳
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  十数年前、白馬岳からの下り道でこの花を見たが、土砂降りの雨で蕾は確認できたものの花は閉じていた。
     その後、何度か再会のチャンスはあったが、日帰りするには厳しい場所で延び延びになっていた。2006年夏、麓に泊りチャレンジにすることにした。
     前に見た場所に行く前に別の場所にもあると知り、探したところ運良く蕾を見つけた。
     待つこと3時間、雲の切れ間から時々陽が当たり始めるといくつかの蕾が開き出した。
     曇り勝ちで日差しが少なすぎるのか、花期的に問題があるのか、沢山ある蕾のうち開花したのはわずかであったが、長い間の宿題を果たせてホッとした。

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