センブリ(千振)

Swertia japonica


センブリ1

  • 科名・属名 : リンドウ科 センブリ属
     注.APG分類では学名(var. japonica)

  • 特徴 :
     草丈5〜20cmの1年草〜越年草。
     茎は淡紫色を帯び、葉は線形で縁はやや外側に反る。
     花は白色で5つに深く裂け、裂片には紫色の筋がある。
     強い苦味があり健胃薬として有名である。

  • 分布・生育地 :
     北海道(南西部)〜九州 (国外:朝鮮、中国)
     山野の日当たりのよい草地

  • 花期 :  9〜11月

  • 撮影月日・場所 :
     1997年10月19日  東京都高尾山
     中上 2013年10月28日    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花1 1983年11月3日  茨城県高鈴山
     下左・花2 2013年10月28日  東京都高尾山
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     漢方薬(健胃薬)として名高く、千回振り出しても(煎じても)まだ苦味があることからこの和名が付けられている。
     そんなに珍しい花でなく、秋深まった日当たりのいい山野で群生している。
     採取する人は多く、手に一杯になるくらい採られた花を見ると、人のためにはなると思いつつも寂しさが募る。

  • 花アップ

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