ソナレセンブリ(磯馴千振)Swertia noguchiana |
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草丈10cm程度の1年草。 茎は茶褐色で下部から分枝し、葉は対生でヘラ形、多肉質で表面に光沢がある。 花は枝の先か、葉腋に1個つく。花冠は黄白色で、裂片は倒卵形で長さ15mm程度、紫筋があり、中央部より下に楕円状で黄白色の密腺が2個ある。 本州(伊豆半島、伊豆七島) 海岸の風の当る斜面 2007年11月4日 静岡県伊豆半島 上は拡大写真あり(写真をクリック) 中 1995年11月5日 同 上 下 2007年11月4日 同 上 葉だけを見れば厚くて光沢があり、とてもセンブリの仲間とは思えない。ソナレムグラの様である。 波しぶきがかかりそうな海岸の岩場にへばりつくように咲いている。草丈の割りに花は大きく、開花時は見事である。 リンドウ科の他の花同様天気が良くないと開花しないため、何年も通った。 もともとごく稀な植物のうえ、盗掘や海岸の崩落などで一層少なくなってきている。 2007年、久しぶりに現地を訪れた。 遊歩道の整備が進み、生育地も崩壊が進んでいたが株は健在で、天候にも恵まれ素晴らしい開花に出会えた。 同じ科の仲間の花 |
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