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- 科名・属名 : リンドウ科 ツルリンドウ属
注.APG分類では、学名(T. japonicum var. japonicum)
- 特徴 :
長さ40〜200cmになるつる性の多年草。
茎は細く紫色を帯び、他のものに絡みつく。
葉は卵状披針形〜三角状披針形、長さ3〜7cm。先は長く尖り、基部はやや心形〜円形、両面無毛で裏面は淡緑色、しばしば紫色を帯びる。
花は茎頂と葉腋に普通1個ずつつき、花冠は筒状鐘形、長さ2.5〜3cm、淡青紫色〜淡紫色で先は5裂し、裂片は狭三角形、裂片の間に小さな副裂片がある。
果実(液果)は花冠から突き出し、卵形〜長卵形、長さ8〜10mm、紅紫色に熟す。
花の白いものがあり、
●シロバナツルリンドウ(f. albiflorum)(右下の写真)という。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮、サハリン(南部)、千島列島) 山地林下
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年8月6日 高知県寒風山 中上・全体2 2017年9月25日 愛知県岡崎市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花 1978年7月29日 岩手県早池峰山 中下・果実1 1983年11月3日 茨城県高鈴山 左下・果実2 2016年12月5日 東京都八王子市 右上・葉 2016年12月5日 東京都八王子市 右下・白花 1996年10月26日 東京都高尾山 (右下は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
花の時期よりも秋になって花が少なくなった時期の赤い実がよく目に付く。
花の色は青紫色〜淡紫色であるが、色の薄いものが多い。中には左下の写真のように白花もごく稀に見られる。
割合に良く見かけるものの、普通すぎて撮影しないことが多く、いい写真が撮れていなかった。
撮り直しを心がけ、2005年、四国の寒風山で花付きのいい株をやっと撮影した。
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