ヤクシマリンドウ(屋久島竜胆)Gentiana yakushimensis |
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草丈7〜20cmの多年草。 茎は数本が束生する。 葉は4個が密に輪生し、線状披針形で長さ1〜2cm。質は厚く、光沢がある。 花は茎頂に1個つき、鐘状筒形、青紫色で長さ3〜4cm、先は6〜8裂し副片がある。 九州(屋久島) 高山の岩上 2007年8月25日 鹿児島県屋久島 上は拡大写真あり(写真をクリック) 中、下 同 上 屋久島の高山を代表する花といえばこの花だ。多くの固有種が途中で出会えるのに対し、この花だけは山頂付近でしか見られない。しかも、晴れていないと開かないという、雨の多いこの島ではハードルが高い。 前年は、途中の固有種に時間をとられ、また途中で雨が降り出して引き返さざるをえなくなり、今年のリベンジにかけていた。 天候は晴れ、前年足を止めさせられた花も今年はパスだ。しかし、登山口からの標高差700m弱の山にもかかわらず、思いのほか時間がかかる。やっと昼前に山頂付近にたどり着いた。 探しはじめると、岩間でこの花を見つけた。松のような小さく細い葉、にもかかわらず花は3〜4cmと大きい。ヤクシマ○○と名づけられた花は矮小化するものが多いがこの花は逆だ。環境は一層厳しいのに面白い。 時間を忘れて撮影しているうちに、大勢いた登山客はすっかり下山してしまい、我々花仲間だけの山になった。 同じ科の仲間の花 |
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