ギンレイカ(銀鈴花)

Lysimachia acroadenia


ギンレイカ

  • 科名・属名 :
     サクラソウ科 オカトラノオ属

  • 特徴 :
     草丈30〜70cmの多年草。
     茎は直立して上部で分枝し、稜がある。
     葉は互生し広被針形〜狭卵形で、長さ5〜14cm、幅1〜3cm。先は鋭く尖り、基部は次第に狭まって翼のある柄となる。裏面には赤褐色の細点が散らばる。
     花は枝先に総状花序を伸ばして10〜30個つき、花冠は鐘形で花時でもあまり開かず、やや赤みを帯びた白色で長さ5〜6mm、先は5裂し先は円い。雄しべは花冠と同長かわずかに長い。萼と花柄にはまばらに腺毛が生える。
     果実(刮ハ)は球形で径約5mm、熟すと先が5裂する。
     別名 ミヤマタゴボウ

  • 分布・生育地 :
     本州〜九州 (国外:朝鮮(済州島))
     山地の湿り気の多い所

  • 花期 :  6〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     2016年6月18日  神奈川県南足柄市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花 2013年6月30日  東京都南高尾
     下左・果実    同  上
     下右・葉 2016年6月18日  神奈川県南足柄市

  • 撮影記 :
     決して珍しい花でもなく、東京でも高尾山の遊歩道際で見かけるにもかかわらず、終わりがけのこんな写真しか載せられなかった。
     この花の咲く5月末頃は、山の花も一斉に花をつけることから、ついそっちに眼が向き、低山はご無沙汰になってしまう。
     その後も何度か見かけるが、花が何個も咲いているようないい花になかなか出会えない。

  • 葉

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花

果実