ハイハマボッス(這浜払子)

Samolus parviflorus


ハイハマボッス1

  • 科名・属名 :
     サクラソウ科 ハイハマボッス属

  • 特徴 :
     草丈10〜30cmの多年草。
     茎は細く、葉は互生し、倒円形か広楕円形で長さ2〜6cm、幅1〜2cm。先は丸く、基部は狭まって細い柄となり、全縁。
     花は茎頂にまばらに10〜20個総状につき、花柄は細く斜開し、花冠は白色で径2〜3mm。
     果実(刮ハ)は球形で径約2.5mm。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜本州 (国外:北アメリカ)
     海岸近くの湿地

  • 花期 :   6〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1998年6月21日  千葉県
     中上・全体2 2017年7月9日  山形県
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中中・花序 1998年6月21日  千葉県
     中下・花 2017年7月9日  山形県
     左下・果実、右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     図鑑には「海岸近くの湿地に稀」とあるので、よく行く千葉県の湿地の近くで地元の人に聞いたが誰も知らない。
     ある時、この花の情報を見つけ現地に向かった。現地は「エッこんな所に」という場所であった。
     湿ってはいるがとても湿地とはいえない場所に多数の株があった。花は小さくとてもサクラソウ科には思えない。
     ただ、自生地は海岸から大きく離れた池や川のほとりなどでも見つかっているし、山形県で見た花は池も川もない林下、少し湿った農道際に生えていた。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
ハイハマボッス2

花序

花

果実