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- 科名・属名 : サクラソウ科 ホザキザクラ属
- 特徴 :
草丈3〜15cmの1年草。
茎は分枝しないかやや分枝し、全体に開出した腺毛が生える。
根生葉は卵形〜楕円形、長さ1〜2cm。先は鈍頭〜円頭、基部は鈍形〜円形、縁には不揃いの鈍鋸歯があり、両面有毛。葉柄は長さ3〜10mm。茎葉は卵形〜卵状楕円形で無柄。
花は花茎の先の葉腋に総状花序となって2〜10個つき、花冠は白色で径4〜5mm、5中裂し裂片は凹頭。
果実(刮ハ)は半円形で径約2.5mm、先端から5全裂する。
- 分布・生育地 :
九州(屋久島、奄美大島)〜沖縄 (国外:台湾、中国(南部)) やや湿った所
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1989年5月3日 鹿児島県奄美大島 中上・全体2 2019年4月2日 沖縄県国頭郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・全体3 1995年4月23日 鹿児島県奄美大島 中下・花 2019年4月2日 沖縄県国頭郡 左下・果実(刮ハ) 2023年5月10日 鹿児島県奄美大島 右上・葉、以下全て 同 上
- 撮影記 :
南方に分布する日本で1種だけ分布するホザキザクラ属の花である。
図鑑では大きいものは高さ15cmとあるが、奄美大島で見たものは下の写真のように3cmくらいの小さい株が多く、地面に張り付くようにして撮影した。
サクラソウ科というと桜色のイメージが強く、南方系の白色の花は何となくしっくりこない。
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