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- 科名・属名 : サクラソウ科 サクラソウ属
注.APG分類では、学名(P. reinii var. reinii)
- 特徴 :
草丈5〜10cmの多年草。
根茎は細く、数個の葉を束生する。
葉は円形〜楕円形、径1.5〜4cm、果時には5〜7cmになる。基部は心形、縁は7〜9浅裂し、裂片は先の尖った小裂片に
花茎や葉の表面軟毛が生える。葉の縁は浅く7〜9裂し、さらに先の尖った小裂片に浅く3〜5裂する。葉柄は長さ3〜10cm、白色で乾くと赤味を帯びる縮毛が生える。
花は茎頂に1〜5個を散形につける。花冠は高杯形、紅紫色で花喉部は淡橙黄色、径1.8〜2.5cm、筒部は長さ8〜10mm。萼は半ばまで5深裂し、裂片は披針形で、長さ5〜8mm。
果実(刮ハ)は長楕円形、長さ7〜12mm、萼と同長かやや長い。
- 分布・生育地 :
本州(紀伊半島、中部地方(南部)、関東地方(西南部)) (国外:日本固有) 温帯上部の山地の岩場
- 花期 : 5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1996年5月25日 神奈川県 中・全体2、左下・花 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 右下・葉 1980年5月18日 長野県
- 撮影記 :
関東では比較的馴染みのあるサクラソウで、丹沢や箱根の岩場の尾根等でも見られる。
とはいっても、尾根筋の岩場あたりに咲くため、そう簡単に見られるわけではない。
その中でもこの花を撮影した箱根は比較的アプローチが便利で何度か撮影に出かけた。
この花の咲く頃はGWで、観光地の道路はは大渋滞、バスの時刻があてにならず閉口した。
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