ブゾロイバナ(不揃花)

Anisomeles indica


ブゾロイバナ

  • 科名・属名
  • : シソ科 ブゾロイバナ属

  • 特徴

  •  草丈1〜2mの1年草。
     茎は四角形で、直立して分枝する。
     葉は卵形で3〜12cm、先は鋭く、縁には鈍い鋸歯がある。
     花は葉腋に大きな総状花序となり、唇形花を多数つける。上部の花序は、長さ5〜20cm、太さ2〜3cmになる。
     花冠は紫紅色で長さ10〜12mm、上唇は全縁、下唇は3裂する。

  • 分布・生育地

  •  与論島〜沖縄  道路端や林縁

  • 花期
  • : 1年中?

  • 撮影月日・場所

  •  2005年11月5日 沖縄県西表島
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  「不揃花」とは何ともかわいそうな名前を付けられたのだろう。花があちこちを向いて咲くため付けられたそうであるが、花そのものはピンクを帯びた可愛い花である。
     与論島以南に分布しているため一般的ではないが、現地ではそんなに珍しいわけでもなく道路脇で時々見かける。
     名前の由来を知るだけに「できるだけ可愛く」と思って撮っているが、どうだろうか。

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