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- 科名・属名 : シソ科 ヤマハッカ属
- 特徴 :
草丈50〜100cmの多年草。
茎は数本直立、上部で多数分枝し、四角で下向きの細毛が密に生える。
葉は広卵形、長さ6〜15cm、幅3.5〜8cm。先は尖り、基部は急に狭まって葉柄の翼につながり、縁には鋸歯がある。
花は大きい円錐花序となって多数つき、花冠は唇形花で淡青紫色、上唇には紫点があり、長さ5〜7mm。雄しべや雌しべは花の外に突き出る。萼は5裂し、花時は約2mm、果時には3〜3.5mmあり、密に細毛があって灰白色を帯びる。
果実(分果)は長球形、長さ約1mm、多くの腺がある。
- 分布・生育地 :
北海道(西南部)〜九州 (国外:朝鮮) やや乾いた丘陵地
- 花期 : 9〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1989年10月15日 兵庫県六甲山麓 中上・全体2 2017年10月9日 福島県双葉郡 中中・全体3 2013年10月11日 宮崎県延岡市 (上、中中は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 同 上 左下・花2 2017年10月9日 福島県双葉郡 右上・葉(表)、右下・茎 同 上 右中・葉(裏) 2022年9月4日 長野県下伊那郡
- 撮影記 :
変わった和名の由来は、漢方の消化不良の生薬として使われ、起死回生の効果のあるところから付けられているそうだ。
上の写真の株は花の感じがわかるように1株だけのものを取り上げたが、普通は中上の写真のように数本が直立し、もっと大きく広がった円錐花序に小さな花を多数つける。
遠くから見ると、萼や茎に毛が多いことから白っぽく見える。
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