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- 科名・属名 : シソ科 タツナミソウ属
- 特徴 :
草丈10〜40cmの多年草。
茎はやや無毛で繊細、地下に細い走出枝を出してふえる。
葉は狭卵状三角形、長さ1〜2cm、幅6〜10mm。先は鈍く、1〜2対の低い鋸歯があり、質は薄く縁と表面の脈上に微毛がある。
花は上部の葉腋に1個ずつつけ、花冠は長さ約7mm、白色でやや淡紅紫色をおび、基部はわずかに曲がる。下唇には紫色の斑点がある。
果実(分果)は円形、長さ約0.7mm、先の尖った小突起がある。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国(東北部)、シベリア) 湿地の草地
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2004年8月29日 新潟県福島潟 中・全体2 2007年8月5日 長野県北安曇郡 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 下左・花 2010年8月21日 新潟県十日町市 下右・葉 2016年7月17日 千葉県山武市
- 撮影記 :
湿原や湿地の草むらの中に生える小さな花で、千葉や新潟、それに長野県の高原の湿原でも見かけている。
真夏、湿地の草むらはじっくり撮影する環境ではなく、いつも時間をかけずに写しているせいか、いい写真が残っていなかった。
そのため花のアップの写真がなかったので、久しぶりに会った新潟県の池のほとりで汗だくになりながら、やっと撮影した。
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