ヒメタムラソウ(姫田村草)

Salvia pygmaea


ヒメタムラソウ1

  • 科名・属名
  • : シソ科 アキギリ属

  • 特徴

  •  草丈10〜20cmの多年草。
     葉はロゼット状に広がり、下の葉は長い葉柄がり、頭大2回羽状複葉。小葉はやや細かく羽状に中裂し、頂小葉は卵形。両面に細毛がまばらに生える。
     花は茎の上部に穂状花序となり、輪生状に唇形花を多数つける。花冠は白色でやや紫色を帯びる場合もあり、長さ4〜5mm。

  • 分布・生育地

  •  奄美大島〜沖縄
     渓流沿いの岩上や湿った場所

  • 花期
  • : 10〜4月?

  • 撮影月日・場所

  •  2005年11月6日 沖縄県西表島
     中 2003年12月14日 同上
     下 2005年11月6日 沖縄県西表島

  • 撮影記

  •  南西諸島の原生林下を流れる沢沿いは、ハブも怖いが花も多い楽しい場所である。
     そんな沢沿いのコケの上や岩の隙間でこの花はよく見られる。
     木漏れ日を浴びて輝く小さな白い花は、タムラソウの名の通り、本州にあるこの仲間と同じ花の形をしているが、小さいというだけでなく、咲く場所のせいもあってか、より一層可愛く見える。
     ただ、いついってもわずかながらこの花は咲いていて、花期のピークははっきりしない。

    同じ科の仲間の花
ヒメタムラソウ2

花アップ