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- 科名・属名 : シソ科 タツナミソウ属
- 特徴 :
草丈20〜40cmの多年草。
茎は四角形で開出する長い白毛が多い。
葉は対生し、葉身は広卵形〜卵心形、下部のものが最大の大きさ、長さ1.2〜2.5cm。先は鈍頭、基部は浅い心形、縁に円い鋸歯がある。両面にまばらに開出毛があり、時に裏面が紫色を帯びる。葉柄は長さ1〜2.5cm。
花は茎頂に一方向に偏ってまばらに花をつけ、花冠は淡紫色で長さ約2cm、基部から直角に曲がる。萼には軟毛と腺毛が混じって生える。
- 分布・生育地 :
本州(福島県以西)、四国 (国外:日本固有) 丘陵地の林下
- 花期 : 6月
- 撮影月日・場所 :
2016年5月30日 兵庫県姫路市 中上 1989年6月11日 兵庫県神戸市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花(正面)、2016年5月30日 兵庫県姫路市 下左・花(側面)、以下全て 同 上
- 撮影記 :
20年近く前、これと思しき花を撮影していたが、茎や葉の毛をしっかりと確認してのことではなかった。
違いをしっかり写真に収めようと思いはじめてからやっとこの花に出会えた。
特徴にもあるように、この花の茎には長い開出毛があり、葉の両面に開出毛が疎らに生え、葉裏の腺点は見えないなどをしっかりカメラに収めることができた。
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