|
- 科名・属名 : シソ科 カラミント属
- 特徴 :
草丈15〜50cmの多年草。逸出帰化。
茎は基部でよく分枝し、先は直立、4稜があり、下向きの屈毛がある。
葉は対生、葉身は卵形、長さ1.8〜3cm。先は円く、基部は円形〜広いくさび形、縁には低い鋸歯がある。有毛で葉裏には腺点が密にあり、揉むと強い香りがある。
花は葉腋に多数つき、唇形で白色〜淡紅色、下唇の内側に紅紫色の斑点がある。萼は筒形で先が5裂し、下側の2裂片は細長くて鋭く、縁に毛がある。
果実(分果)は4個。
- 分布・生育地 :
逸出帰化(南ヨーロッパ〜地中海沿岸原産) (国外:ヨーロッパ、西アジア、コーカサス、北アフリカ) やや湿った〜乾いた場所
- 花期 : 7〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2014年9月26日 東京都八王子市 中・全体2、以下全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
多摩丘陵の谷地田に秋の植物を撮影に出かけた帰り、整備された川の堤防の中段に生えている花が目に入った。
何だろうと思って降りてみると、ブロックのすき間に見るからに帰化と思われるシソ科の花が咲いていた。
調べれば分かるだろうと思って撮影したが、シソ科と分かっているにもかかわらず、手持ちの色々な図鑑を当たっても該当する花はなかった。
ある時、ネットで検索しているとこの不明種にピッタリの花が載せられていた。
ハーブの1種で観賞用にも栽培されると記されていて、それが逸出して流され一時的に根を下ろしたものだろう。
多分この花で間違いないだろう(?)と、特徴に関する記述もそれらを参考にした。
同じ科の仲間の花
|