ケブカツルカコソウ(毛深蔓夏枯草)

Ajuga sikotanensis forma hirsuta


ケブカツルカコソウ

  • 科名・属名
  • : シソ科 キランソウ属

  • 特徴

  •  草丈10〜30cmの多年草。
     全体に粗い毛が密生する。
     葉は根出葉はロゼット状で広披針形〜卵形、長さ2〜5cm。茎につく葉は1〜2対で、上部は苞となる。
     花は上部の苞の脇に輪状につき、花冠は唇形で淡紫色、長さ7mm程度。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東〜中部地方)
     日当たりのいい草原

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2001年6月17日 長野県霧が峰
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  霧が峰にスミレ類を撮影に出かけた際、まだ草の伸びきっていない草原で見つけた。
     名の通り毛深く、朝晩は冷え込む高原での防寒コートのように見えた。
     ツルカコソウの毛深いタイプで品種とされているが、本家の方は自信をもって断定できる個体に出会っていないので、毛深さの度合いはわからない。

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花アップ