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- 科名・属名 : シソ科 タツナミソウ属
- 特徴 :
草丈5〜15cmの多年草。
茎は直立し、節より枝を出し、葉と全体に上向きの曲がった細毛が多い。
葉は対生、葉身は広卵状三角形、長さ2〜3cm、幅1.5〜2.5cm。先は鋭頭、基部は切形〜広いくさび形、縁には数個の深い鋸歯がある。質は薄く、上面には疎らに毛があり、裏面は脈上に曲がった細毛が密に生える。葉柄は長さ1.5〜2.5cm、曲がった細毛が密に生える。
花は茎の先に疎らにつき、花冠は白色でわずかに淡紅色を帯び、長さ7〜8mm。基部から緩く斜上し、その部分は膨らまない。花冠の上唇は長さ約1.5mm、下唇は長さ約3mm。萼は長さ約2mm、開出毛がある。
果実(分果)は長さ0.7〜1mm、円錐状の小さな突起がある。
- 分布・生育地 :
四国、九州 (国外:日本固有) 山地の木陰
- 花期 :
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2019年7月13日 大分県由布市 中上・全体2、以下全て 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
世の中には俗に「雨男・女」や「晴れ男・女」といわれる人達がいる。
幸いなことに私は「晴れ男」のようで、雨の多い屋久島や梅雨時でも雨でどうしようもなかったという花見は一度もない。
梅雨時の今回の花見も、目的の花の撮影時には雨に降られずに済み、満足できる花見になった。
しかし、目的外の花を追加すると「晴れ男」の神通力は通じないようで、予定外のこの花を撮影した日は大雨になった。
激しい雨がひっきりなしに続き、撮影のため斜面で足を突っ張っていると、足元が滑ってやっとのことで撮影した。
ミヤマナミキの変種で、写真のように茎や葉柄、葉などに曲がった細毛が多く生えることが違いである。
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