クロバナヒキオコシ(黒花引起こし)

Isodon trichocarpus


クロバナヒキオコシ1

  • 科名・属名
  • : シソ科 ヤマハッカ属

  • 特徴

  •  草丈50〜150cmの多年草。
     茎は四角で稜上に下向きの細毛がある。
     葉は対生し、三角状広卵形で長さ6〜15cm、幅3〜7.5cm。縁には鋸歯があり、基部は楔形に狭まって葉柄の翼に流れる。先は鋭く尖り、表面にまばらに毛がある。
     花は茎の上部の葉腋からまばらな集散花序が集まり、大きい頂生の円錐花序となる。
     花冠は暗紫色で長さ5〜6mm。上唇は直立し浅く4裂し、下唇は舟形。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(日本海側) 山地の林縁

  • 花期
  • :  8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1987年9月23日  京都府大江山
     中 2006年8月27日  長野県白馬岳
     下・花 1982年8月22日   同  上

  • 撮影記

  •  最初にこの花を見たのは、白馬大雪渓の下の林下だった。初め名前がわからず苦労した。
     大きい草丈にもかかわらず、小さな暗紫色の花という撮りづらい花で、やっと何とか合格点を付けられる写真が撮れたのは、京都の大江山だった。
     ヤマハッカ属は、どれもアップの花のような形をしている。

    同じ科の仲間の花
クロバナヒキオコシ2

花