マルバハッカ(丸葉薄荷)

Mentha suaveolens


マルバハッカ1

  • 科名・属名 : シソ科 ハッカ属

  • 特徴 :
     草丈30〜80cmの多年草。帰化。
     茎は直立し、四角形でよく分枝する。全体に白い毛が多く、ハッカの臭いがある。
     葉は対生し、広楕円形で縁に鋸歯があり、表面は著しく縮れる。葉柄はない。
     花は茎や枝の先に花穂となり、密に花をつける。花冠は白色〜淡紅色、唇形花の先は4裂する。
     ハーブとしてよく栽培される。

  • 分布・生育地 :
     逸出帰化(ヨーロッパ原産) (国外:ニュージーランドなどにも帰化)
     道端、空地

  • 花期 :   6〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2006年7月2日  東京都日野市
     中上・全体2 2017年8月3日  神奈川県川崎市
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花、左下・葉、右下・茎    同  上

  • 撮影記 :
     多摩川やその支流の河川敷や堤防上は帰化植物の宝庫だ。ごく当たり前の種類から見たこともない種類まで色々生えている。この花もそんな環境で咲いているのを見つけた。
     これだけ流域に人が多く住んでいるのだから、見られる花の多くが帰化種であるのは仕方ないとは思うものの、どう見ても園芸種(栽培種)と思われる花が川原に咲いているのを見ると驚いてしまう。
     この花もどこかの庭でハーブとして栽培されていたものが逸出したのだろう。

  • 茎

    同じ科の仲間の花
マルバハッカ2

花

葉