ミズトラノオ(水虎の尾)

Pogostemon yatabeanus


ミズトラノオ

  • 科名・属名
  • : シソ科 ミズトラノオ属

  • 特徴

  •  草丈30〜50cmの多年草。
     茎は横に這う地下茎から立ち上がる。
     葉は3〜4個輪生し、線形〜広線形で長さ3〜7cm、幅2〜5mm。
     花は茎頂に長さ2〜8cmの花穂を1本出し、密に花をつける。花冠は淡紅色で長さ約3〜4mm、長い雄しべが目立つ。
     萼や苞には軟毛がある。

  • 分布・生育地

  •  本州〜九州 水湿地

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年9月18日 兵庫県加西市
     上は拡大写真あり(写真をクリック)
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  ため池の浅瀬を赤紫色に染めた群落は、見事なものだった。
     何度かこの花にもお目にかかってはいたものの、これほどまでの群落には初めて出会った。
     「いのちのまほろば〜ひょうごの身近なレッドデータ」という本に掲載されていたこの花の群落を見て、情報を集めて撮影にきたのだ。
     最近は各地の出版物があって情報収集には事欠かない。さすがに場所の詳細は記されていないものの、わずかな情報を頼りに推測したり、問い合わせたりして現地に辿りつく楽しさは、また格別だ。

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