サルビア・ガラニチカ(さるびあ・がらにちか)

Salvia guaranitica


サルビア・ガラニチカ

  • 科名・属名 : シソ科 アキギリ属

  • 特徴 :
     草丈0.6〜1.5mの宿根多年草。園芸逸出。
     茎は四角形で基部は木質化し、腺毛を密生する。
     葉は対生、葉身は卵状三角形〜卵形、長さ5〜12cm。先は尖り、基部は切形、縁に鋸歯があり、よい香りがする。下部の葉には長い葉柄がある。
     花は枝先に長さ20〜25cmの総状花序となり、やや疎らに十数個の花をつける。花は唇形花で、青紫色〜紫色、長さ3〜5cm。上唇はフード状で大きく、下唇は小さい。萼は黒色を帯び、先が2裂し、下側はさらに浅く2裂する。
     果実は分果。
     別名 メドーセージ

  • 分布・生育地 :
     園芸逸出(南米原産) 
     道端、堤防

  • 花期 :   6〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2018年9月28日  群馬県館林市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中上・花、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     濃い青紫色の目立つ花で、庭に植えられているこの花をよく見ていたが、庭や花壇にある限りこのHPの対象外の花だった。
     しかし、これだけ多く栽培されていると、捨てられたりした花が根付いて花を咲かせることがある。
     この花との出会いも、群馬県のある池の植物を撮影に出かけた際、隣接する川の堤防の内側に咲いていて、園芸逸出の条件に合致しているので撮影することにした。
     調べると、南米原産ではあるが寒さに強く、冬には地上部が枯れるが、翌年春にはまた芽を出すとのことだ。
     日本ではメードーセージの商品名で流通しているが、本来のメードーセージとは別の花のようである。

  • 下部の葉(表)

    葉(裏)

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花1

花2

茎