タツナミソウ(立浪草)

Scutellaria indica


タツナミソウ

  • 科名・属名
  • : シソ科 タウナミソウ属

  • 特徴

  •  草丈20〜40cmの多年草。
     茎は短く這った地下茎から立ち上がり、赤みを帯びて白色の粗い開出毛が多い。
     葉は数対つき、広卵心形〜三角状卵形で、長さ、幅とも1〜2.5cm。両面とも軟毛が多く、縁には鈍い鋸歯がある。
     花は茎頂に3〜8cmの花序となり、やや密に唇形花をつける。花冠は青紫色〜淡紅紫色で長さ約2cm。花序には開出毛が多い。

  • 分布・生育地

  •  本州〜九州 丘陵地の林縁や草地

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2003年5月10日 山口県秋吉台

  • 撮影記

  •  花が片側を向いて咲く様子を、泡立つ波に見立てて付けられた名前で、20種近い仲間があり同定の難しいグループである。
     林縁や草原に多く、秋吉台に春の花を撮影に行った際、遊歩道際で咲きだしていた。

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